カサンドラの淵から

産後うつ、カサンドラ、双極性。いろいろ苦しい人の日記です。

「うつ消しごはん」まとめ1

みなさんいかがお過ごしだろうか。

先日、藤川徳美先生著の「うつ消しごはん」という本を読んだ。

ものすごく勉強になることばかり、そして目から鱗なことばかりだったので、これから何回かに分けて、内容をまとめて行こうかと思う。

以下まとめである。


バランスよく食事をしていると思っている人が陥りやすい「質的な栄養失調状態」
=糖質過多、タンパク質不足、鉄分不足、ビタミン不足、ミネラル不足

精神科医の目指す「寛解」は、薬で症状をコントロールできているけれど薬をやめられない状態。
「完治」は薬をやめられて症状が出ない状態。
必要な栄養をサプリメントで補いながら、「完治」を目指す。

1 タンパク質不足
タンパク質=ギリシャ語で「第一となるもの」だから、一番に増やす必要がある。
タンパク質は神経伝達物質の原料となっている。

大人の場合、1日に200〜300gタンパク質が分解されていて、そのうち50〜70gを食事で取らなければならない。
肉を食べられないということ自体が、タンパク質でできている消化吸収能力が落ち込んでいる証拠である。

必須アミノ酸」(タンパク質の一種)=9種類の中の一番最低値にあわせて吸収される「桶の論理」であるから、バランスよく摂取する必要がある。

プロテインスコアの高い「動物性タンパク質」を「植物性タンパク質」より重視して撮るようにしなさい。
プロテインスコアの高い食材=たまご、しじみ、レバー、イワシ、豚肉など

肉は少なくとも毎日200g食べる。
赤身の肉や赤身の魚が赤いのは、鉄分も豊富に含まれるから。


2 鉄不足
ヘモグロビン値より、「フェリチン値」=その人が維持している鉄の量(貯金してる鉄の量)
フェリチン値30以下は重度の鉄不足!→月経のある時期の女性の鉄不足は70%近く。
フェリチン値は100で満たされてる状態。
鉄不足の解消のために食べるのはヘム鉄=レバー、牛肉、カツオ、マグロなどの赤身の魚
(ヘム鉄は非ヘム鉄の10倍の吸収率)