夫と娘と別居1日目
現在、私独り身で実家に帰っている。
産後うつ傾向もある双極性気分障害だ、と診断されているため、子どもと離れると言うのが治療として良いと判断されたためである。
確かにうちの子どもは手がかる。
同じくらいの月齢の子が、イヤイヤ期に入る前にいったん落ち着いて、一人遊びができるようになってくる時期の中、うちの子はなかなか一人遊びがうまくできない。
ミュージックケアや子育てプログラムなどで、講師の先生が居る時間などもすぐ部屋から脱走しようと走るし、連れ戻そうとすると体を反らせて嫌がる。
毎回それを繰り返していると、そのプログラムの参加者は「大変そうなお子さんだな」と言う目を向けるのである。
そもそも、うちの娘は気分が良くないと、抱っこすらさせてくれない。
体を固定させるのが嫌で、抱っこ紐もおんぶ紐ととうの昔に諦めた。
乳頭混乱を起こすので、おしゃぶりも哺乳瓶も使うことができなかった。
他のお子さんと比べてはならないが、比べると、いわゆる「育てにくい子」だ。
でもやはり母親と子の絆と言うのは深いもので、1日離れているだけでも涙が溢れる。暇があれば子どもの動画や写真を見ている自分がいることに気づく。
産後うつの考察でたまに見かけるのが、「離れるのがいちばんの治療だが、母親の方が離れがたい。一般的な人よりその執着が強い。」と言う特徴を挙げている。
まさに今、私がその状態なのだなと、子どもの育児共有アプリで「寝たこと」を確認しながらため息をついた。
これではなかなか産後うつの治療が進まないだろうなぁと、気休め程度に薬を飲んで、早めに就寝することにする。
実母、アスペルガー旦那と話しをする
先の三連休、私の身体が動かなくなって家で寝込んでいた時、母が手伝いに来てくれた。
旦那は仕事が休みだ。私が寝ている時は、実母と旦那の二人で子どもを見るという状況だった。
後日母から話があった。
アスペルガー旦那と話した感想は、
「話を聞いているのかどうか分からない。都合の良いことだけはいって言っているのか?と思ってしまう」
と言う感想だった。
実母は、私が感じている違和感とほとんど同じ内容を、旦那に対して感じたらしい。
違和感。
受動型アスペルガーの旦那は、とりあえず言われたことの全てを「YES」で返す。
どんな自分が不利な内容でも、普通は「NO」と断るようなことも、全て思考停止で「YES」。
それが、こちらからすると違和感があるのである。
人は自分が不利になる場面となると、怪訝になると思う。
例を挙げれば、PTA会長を決める時など、みんな俯くなどの回避行動をとることがあると思う。
それをなんの気にナシに、全て「YES」で返されると、「えっ、なぜ?」と拍子抜けするのである。
1度や2度なら拍子抜けで済むが、いつでも「YES」だと、「この人は本当に話を聞いているのか?」「この人の真意は?」と勘ぐってしまうようになるのである。
ここまで来たら、カサンドラの入り口なのではないかと私は考える。
勘ぐりを毎日何回も繰り返し繰り返ししていくうちに、
1.相手のことが理解しづらいこと
2. 受動型アスペルガーのパートナーから、自分の真意を理解を得られないこと
(全て「YES」で片付けられると言うことはそこから話の発展がないので、自分の真意を話す機会を奪われるから)
が完成してしまうのではないかと、カサンドラ当事者が考える。
メンタルクリニックの受診
再度メンタルクリニックに受診した。
1月4〜8日にかけて入院しており、それ以来はじめての受診である。
5日ほど入院していた時の清算が30000円を超えてびっくりした。
精神病棟と言うのは、それほど、お金がかかるものなのだと初めて知った。
肝心の内容は、
1.体が動きにくい時には、動かないのが一番。
2.イライラの頓服は体が動かない時には飲まないでね。
3.これまでにもおそらく頑張りすぎた時期と、ボーッと過ごす時期を繰り返していたはず。
と言うことだった。
詳しい話は聞かないままだが、診断名は「双極性気分障害」らしい。
双極性か…
これまた長いお付き合いになりそうな病気である。
そして、子育てに関して、客観視する。
現在の状態は、私が子どもを見ると「〇〇しなければならない」と言う脅迫概念が生まれて、悪循環になっているようである。
精神科医も親も含めて、他の人からは「今は少し別居した方が良いのでは無いか?」と言われる。
私も精神衛生上、その方が良いと考える。
親が居なくても、子は育つ…
離れるのは辛いが、その言葉を信じて、今はまだものがわからないうちに、軽症で済ませるために、別居という手段を取ってみようかと思う。